会計事務所の料金

最近、この不況のせいか、会計事務所顧問料が『高すぎ!』と言って、

相談に来られる会社さんが多くなりました。

確かに長い付き合いの中で、10年以上前に決めた料金で、

売り上げは半分以上に減ったのに、顧問料はそのまま、というのは、

私も同情します。

本当に厳しい会社は、年一回『決算申告』だけしてくれればいいから、

顧問料を下げてくれ!という会社が多くなりました。

どんぶり勘定でも、通帳の残高がいつも1000万円ある、という会社は

それでもいいかも知れません。

ただ、お金が残っている会社というのは大体が黒字会社。

よって、節税できるプランやお金をどのように有効に使うか?といった、

アドバイスができないのが『もったいない』と思います。

問題なのは、お金がないから、会計事務所料金を1円でも安くしたい。

なぜ、お金がないか? それは赤字だからです。


【赤字企業、決算申告のみでのデメリット】

①なぜお金がないか? それが赤字であることを月々把握できていない。

②なぜ、赤字なのか? 「売上高」「粗利益率」「経費の使いすぎ」が月々把握できない。

③新たに借入をしたくなったときの、 『適正な』試算表をすぐに提出できない。

④会社経営の悩みを相談できない。

その他、もろもろ・・

悪循環になる可能性が大きいです。

確かに毎月顧問料を負担するのは大変です。

それが無理なら、社長自身で会社の数字を把握できる能力を身につけていくしかありません。

ただし、『餅は餅屋』の力は大きいと思います。  


2010年03月19日 Posted by もっくん at 10:05Comments(0)仕事